ミヤギテレビの番組審議会が１６日開かれ、「放送番組の種別の基準」についての諮問が行われた。経緯及び資料についての説明を後藤編成業務局長が行い、了承されました。
その後、７月31日に放送された「アダージョ、そよ風のテンポで」について11人の委員が意見交換しました。
蔵王の工房を舞台に、一人黙々とチェンバロを制作する木村雅雄氏の姿を追いかけた番組です。
委員の方々からは「全体として心が癒される良い番組だった」「音楽や楽器に対する造形の深さが伝わってきた」「みんなが知らない情報を工夫して視聴者に提供した番組」「丁寧な取材をした番組」「全国ネットでも取り上げていただきたい番組」「おおきな起承転結もなく、たんたんとした番組」などの感想や評価がありました。
また一方で、『木村氏自身の職人としてのこだわり、魅力をもっと掘り下げて欲しかった』『取材で得た情報の取捨選択が必要』『木村さんの素性がわからない』『チェンバロを制作するのにどのくらいの日数がかかるのか、どのようにして高度な技術を身につけたのかなどの説明が不十分』『チェンバロ制作の難しさが伝わってこない』『こういった番組はたくさん作って欲しい』などの指摘や要望もありました。
同席したミヤギテレビの報道制作局情報センター齋藤晴江ディレクターは委員からの質問、意見にそれぞれ応じ、最後に「皆様からの貴重なご意見を今後の番組作りに生かします」と述べました。