File.46 農産物にCO2削減ラベル
12月17日(金)放送
農産物にCO2削減量をラベル表示する東北でも珍しい取り組みが、石巻市の道の駅「かほく上品の郷」で始まった。化学肥料を減らし堆肥を使った栽培をすると、どのくらいCO2を削減できるのか、消費者が目で見て分かるようにしたものだ。表示の対象は地域のエコファーマーたちが作るハクサイやダイコンなど17品目。環境にやさしい農業をしている農家の取り組みを多くの消費者に知ってもらおうと、宮城県東部地方振興事務所が独自に考案した。CO2の数値は、地元産の堆肥を使った環境にやさしい生産方法と従来の化学肥料を使う場合を比べ、肥料が「作られるとき」に発生するCO2と、畑まで肥料を「運ぶとき」に発生するCO2を計算し、堆肥を使ったときにどのくらいCO2が少ないかを出している。生産者のひとりで専業農家の吉田かよ子さんは、目に見える表示によって「微力ながらも環境に一役買っているんだなと満足感がある」と話す。消費者からも歓迎する声が聞かれたが、表示内容への理解はまだまだだ。「この数字を消費者がどれだけ理解してくれるかによって、自分たちも作業に対しての意欲が出てくる」と吉田さん。消費者と生産者がラベル情報を共有できたとき、見た目だけでなく環境にやさしい野菜を選ぶなど、消費者の購買行動が変わるかもしれない。
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