進まないマンション耐震化の対策

高い確率で発生が予測される宮城県沖地震。必要性が指摘され続けているのは建物の耐震性です。
先月22日に発生したニュージーランドの地震でも倒壊したビルの耐震性に注目が集まっています。
日本の建物は1981年6月の前と後で耐震性が異なります。1978年の宮城県沖地震などをきっかけに耐震基準が変更されたのです。
新耐震基準の建物は耐震性に優れ、一方旧耐震基準の建物は耐震工事が必要とされます。

そこで仙台市は2004年度から旧耐震基準の戸建て住宅には耐震工事の補助を行っています。一方分譲マンションは耐震工事の補助はありませんでした。マンションは各部屋の所有者の合意形成が難しく、耐震工事が進んでいません。
仙台市内には分譲マンションが約1400棟ありそのうち旧耐震基準のものは215棟。
その215棟は耐震工事が必要とされますがすでに工事を終えたのは10棟にとどまっています。

 

実際に耐震工事を行った青葉区土樋のマンション『広瀬ニューライフ』。1975年築で総戸数100戸です。
2009年に耐震工事を行いました。1階部分を駐車場とするピロティ建築です。ピロティ建築は宮城県沖地震などの際も多数の被害がありました。
そのため1階部分は、柱と柱の間に鉄骨の補強材を入れたり、耐震壁を設けたり、柱に鉄板を巻いて14カ所の耐震工事を行いました。
その結果震度6にも耐えられるレベルになりました。安心を得たほかマンションの価値も上がったということです。
しかし工事費は5000万円。1戸あたりの負担は50万円でした。
こちらのマンションでは修繕積立金に余裕があったため、そこから全額負担することで全戸の了解を得られました。
それでも当初は疑問の声もありました。大きな形状の変更を伴う修繕には全戸数の4分の3の了解が必要です。
個人負担を伴う場合は合意形成するのが難しい。マンションの耐震化が進まない最大の理由です。

  
  
 

そこで仙台市はマンションの耐震化を促そうと来年度予算案に初めて工事補助を計上しました。
予算案では対象をマンション2棟程度の120戸を想定し、1戸あたりの上限は30万円で、合計3600万円です。
仙台市はこれをきっかけにしてマンション耐震化を促進させたいのです。予算案が通れば政令市では15番目の対応です。

東北マンション管理組合連合会の浅野次郎副会長は「築年数の古いマンションは入居者も高齢化しお金の問題がある。
だからこそ補助を利用し、修繕積立金も使ってなるべく個人負担を少なくし、命を守る耐震工事を行ってほしい」と意義を強調します。




ポンペイ展の見所に注目

「ポンペイ展〜世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」がいよいよ仙台市博物館で開催です。
これは去年の1月から国内の会場で巡回して行われてきた展覧会で、5都市目の仙台でフィナーレを迎えます。

イタリアの南部・ナポリの近くにあるポンペイは、
西暦79年にヴェスヴィオ山の噴火により一瞬にして消え去ってしまいました。

火山灰の下に街ごと埋もれてしまった「悲劇の街」ポンペイ。
しかしその火山灰こそ、ポンペイを当時の生活をそのまま後世へと伝える「奇跡の街」にしたのです。

この展覧会では、ポンペイを中心とした出土品がおよそ250点展示されています。
その中でも目玉なのがこちらの3つ。

ポンペイの郊外にある別荘から出土した「浴槽と給湯システム」

ポンペイの富裕層の住宅から出土した「およそ60の銀食器」

ポンペイ近郊の町から出土した「額縁のあるフレスコ画」

日本初上陸だったり、イタリア国外へ出されること自体が初めてのものだったりと、見ごたえのあるものばかりです。
ぜひ、仙台市博物館へ足を運んでください!!

ポンペイ展〜世界遺産 古代ローマ文明の奇跡〜
仙台市博物館にて

2月10日〜5月8日開催


ここに注目!「高校生が仙台白菜復活を願い…」

伝統野菜の復活に取り組む高校生の取り組みです。
■仙台白菜
『仙台白菜』は、今から100年ほど前、
大正時代に松島湾の馬放島で研究・栽培が行なわれ全国に流通。
他の白菜と比べ「柔らかさ」が特徴でしたが、
輸送のときに傷つきやすく、次第に市場から姿を消しました。

■苗を植える(9/6)
残暑がまだまだ厳しい9月。
明成高校と加美農業高校の生徒たちが苗を植えました。
男子生徒「今年は猛暑で、野菜が育ちにくい。大きく育ってほしい」

■きかっけは「絵本」
取り組みのキッカケとなったのは、1冊の絵本との出会いでした。
明成高校/高橋信壮教諭「白菜の絵本に、日本の白菜のルーツが、
実は、宮城県にゆかりがあった。
松島で種の研究が行なわれていた。
このプロジェクトを始めるきっかけです。」

■バイヤー現る!(10/22)
学校の畑に、みやぎ生協の仕入れ担当者がやって来ました。
生徒たちの取り組みをニュースで知り、
「ぜひ売らせてほしい!」というのです。
みやぎ生協/堀籠一美さん
「これは地産地消としてやっていかなくちゃいけない。v これから?農?を志す人たちが作って、そして売れて、
喜びも含めてね、一緒にやっていければいいなと思う。」

■収穫(12/10)
待ちに待った収穫です。100個を出荷します。
男子生徒「思った以上にずっしりしていて、植えたときは、
ものすごく小さな芽だったんですけど、
立派な白菜になってびっくりです。」

■売る!
みやぎ生協幸町店。
白菜が並ぶのは、正面を入ってすぐ!
?いちばんいい場所?が用意されていました。
価格は、1/4が79円、1/2分が158円です。
「白菜スティック」の試食も用意して、
「みずみずしさ」と「甘さ」を知ってもらうおうと考えました。
買い物客「やわらかい!すじが残らなくておいしい!」
女子生徒「宮城県の伝統ある白菜を種を植えてから
売るところまでできたのでうれしいです」

■売れた!
仙台白菜100個、飛ぶように売れました!
儲かったお金の使い道は?
明成高校 月本麻美子さん
「今回の売り上げのお金で絵本を100冊買いたい。
将来の食の担い手となる子どもたちに、
白菜の伝統文化を伝えていきたいと思います」

■今後
1冊の絵本から始まった「小さな」一歩。
伝統復活という「大きな」夢に向い、高校生たちの取り組みは続きます。




▼2010年12月1日放送  ここに注目!「宅地を"ただ"で差し上げます」

県北西部にある人口7500人の色麻町は宅地を無償提供することになりました。
宅地は6区画で応募条件として小学生以下の子どもがいる世帯などがあります。なぜ色麻町が宅地を無償提供するのか?というと過疎と高齢化が深刻化しているからです。宅地を無償提供してでも若い世代に町内に住んでほしいとのことです。


▼2010年11月24日放送  ここに注目!「学生の就職活動は今・・・」

来年春卒業予定の学生の就職内定率(厚生労働省調べ)
全国の大学生:57・6% (10月1日現在)
全国の高校生:40・6% (9月末現在)
県内の高校生:27・5% (9月末現在)

この中でも県内高校生の就職内定率は、
「東北の中では最低」で、「全国でも下から数えて3番目」です。

就職氷河期といわれる今、
高校生や大学生の就職活動に変化が起きています。

今月19日、美里町の南郷高校である就職活動の講座が行われました。
その講座の参加者は「1年生の保護者」です。
南郷高校では、このような講座を行なうのは今回が初めて。
1年生のうちから就職に備えてもらうために、
保護者の意識から変えていくのが狙いです。
県内の高校生の就職内定率が低い原因のひとつに、
地元志向が強いことが挙げられます。
宮城県には東北各県から優秀な学生が集まる上に、
求人の多い関東での就職を敬遠してしまうため就職内定率が下がってしまいます。。

23日には利府町で大学3年生向けの合同就職説明会が行われました。
訪れた学生はおよそ8200人。去年よりも1400人も増えました。
参加した大学3年生は
「今、氷河期より就職率低いので大変だと思います」
「就職内定率がゼロではないので、そこに希望をもってがんばりたいです」と、
気持ちを語っていました

学生たちの就職活動への意識が高まる一方で
大学側は懸念を示しています。
東北学院大学の就職課の職員は
「採用は去年も減りましたし、上向きにはならない。依然として厳しい」と
話しました。

こうした中、こんな動きも出ています。
就職支援団体「Next Linkage」では、
既に就職が内定した4年生が3年生を後押しするためセミナーを開いています。
厳しい就活戦線を乗り切った経験をもとに就職活動のアドバイスをしています。
3年生から評判も上々で、来年1月には就職活動を行なう学生を対象に
イベントも企画しています。

このような状況を
大学3年生向けの合同就職説明会を開いた主催者はどう見ているのでしょうか?
毎日コミュニケーションズ東北支社長はこう話します。
「非常に学生さんにとって内定をとるハードルが上がっています
学生さんの方も仕方がないですが、えり好みするんですよ。
やっぱり等身大の自分自身をちゃんと見つめて
本当に自分の軸足にそった就職活動をしてほしいと思います」

高校や大学の就職状況が厳しい一方で
中学を卒業して5年間専門的な勉強を行なう
高等専門学校、「高専」の就職内定率が際立っています。
仙台市と名取市にある仙台高専は
就職希望者の92%がすでに企業に内定しています。
仙台高専の校長は、就職に強い理由をこのように話します。
「かなり早い時期から会社の必要としているような
実践力・マネジメント力、問題解決能力を、
学校の中でトレーニングしてすぐに社会で働けるという状態になっている。」

学生当人たちもそれを応援する周りの大人たちも、
厳しい状況を嘆くだけでなくこの状況を打破するために動き出しています。



▼2010年11月17日放送  ここに注目!「COPD」

慢性閉塞性肺疾患、「COPD」という病気に注目。
患者は全国に500万人以上と推定されています。
「COPD」は有害な空気を吸い込むことで、肺や気道などに障害が出て
少しずつ呼吸が困難になる病気です。
COPDは進行が遅く、症状に気づきにくいことが特徴です。
喫煙歴9年の取材記者が検査を受けると、COPDとは診断されませんでしたが、
「肺の奥が壊れ始めている」として禁煙を薦められました。
このCOPDの治療に地域ぐるみで取り組んでいるグループがあります。
「石巻地域COPDネットワーク」=ICON(アイコン)です。
「ICON」では、石巻市の石巻赤十字病院など県北東部の66の病院や
診療所が連携し治療を行っています。




▼2010年10月27日放送  ここに注目!「改正臓器移植法施行から3ヶ月」

今年7月17日に改正された「臓器移植法」。
改正後、3カ月で全国の臓器提供は16例と、臓器提供の数は
増加傾向にあります。
一方で、15歳未満の患者からの臓器提供は1例もなく、
課題の一つに挙げられています。
臓器移植を支援するNPO法人、「日本移植支援協会」では
法律改正前と変わらず子供が海外での移植手術に頼らざるを得ない現状に
頭を悩ませています。
一方で、「ドナー家族の心理的負担」や「脳死判定の難しさ」など
子供の臓器提供が普及するためには、課題が残されています。


▼2010年10月13日放送  ここに注目!「広がるフェアトレード」

フェアトレードとは直訳すると「公正な取引」です。たとえば私たちが普段何気なく購入している安いコーヒーやチョコレート。その安さは途上国の人たちの圧迫された賃金、労働環境の上に成り立っている可能性があります。こうした、弱い立場におかれやすい途上国で生産される農産物や特産品などを公正な価格で購入することで現地の生産者の経済的な自立を支援していこうという取り組み、それがフェアトレードです。
仙台でも先日フェアトレードと国際協力をテーマにしたイベントが開かれ、フェアトレード製品の販売も行われました。商品の裏側にどんな取引が行われているのか考えて買い物をすることで変えられるものがあるかもしれません。




▼2010年9月29日放送  ここに注目!「5年に一度の国勢調査」

今年は5年に一度の国勢調査が行われます。国勢調査はすべての世帯を対象に世帯の人数や性別、職業などを調べるものです。国勢調査は国や地方自治体の政策の基礎資料になるほか、学術的なデータでも使われる重要なものです。今年の調査からは、日中家にいない人のために郵送でも提出が可能になりました。一方で国勢調査の調査と称して個人情報を盗もうとする「かたり調査員」もいるようです。国勢調査では、電話やメールで調査をしたり、金品を要求することはありませんのでご注意ください。



▼2010年8月18日放送  ここに注目!「エコカー補助金 お盆返上営業の背景は,,,」
■取材先 東北三菱自動車販売、宮城スバル自動車、自販連宮城県支部

エコカー補助金が来月終了するのを前に、お盆返上で営業する自動車販売店が今年は多く見られました。在庫がある車種に関しては今契約すればまだ補助金の申請が間に合うかもしれず、販売店は余すことなく駆け込み客を取り込もうという狙いです。

東北三菱自動車販売はお盆期間の営業を告知する新聞の全面広告を出しました。やはり「補助金はまだ間に合うか?」という問い合わせが多いようです。販売店ではトラブル防止の観点から「予算がなくなり次第打ち切りなので、間に合わない可能性もありますがなるべく早く購入すれば補助金がもらえる可能性は高まります」と説明しているそうです。

一方で、予算がなくなった場合独自に補助金を保証する会社もあります。不安を逆手にチャンスと捉えた動きです。宮城スバル自動車では9月5日までに契約したけど予算がなくなった場合、最大で10万円を支給するキャンペーンを打ち出しています。

各販売店が駆け込み客を取り込もうとしているのはエコカー補助金終了後の販売の落ち込みを懸念しているからです。自販連宮城県支部では補助金終了後に20%〜40%の落ち込みを各販売店が予想していると見ています。需要を先取りした側面もあるからです。

ではエコカー補助金などの政策は効果があったのか。去年6月の補助金申請受付開始以来、 それまで落ち込んでいた県内の新車登録数は前の年を上回る状況が続きました。それを見るとやはり効果はあったといえそうです。ただしだからといって素直には喜べない状況が先に見えるので、各販売店は補助金終了前の駆け込み客の取り込みに必死になっている背景がありそうです。




▼2010年8月11日放送  ここに注目!「今年はコメが豊作の予想だけど…」

宮城県の調査などでも県内の水稲の生育はこれまでのところ順調。コメ調査会社の米穀データバンクによれば県内の今年の予想作況指数は「106」の「良」。予想通りなら県内では6年ぶりの豊作。しかし収量が増えれば生産過剰になり米価の下落が懸念される。



2010年8月5日更新

■チリモン?
7月に発売された「めざせ!チリモンハンター」
西友泉店の100台ほどあるカプセル玩具販売機の
中で、いちばん売れているのが「チリモン」だそうです。

■ちりめん?しらす?
一般的に、カタクチイワシの稚魚を茹でたものが「しらす」茹でて
から干したものが「ちりめんじゃこ」です。その中に紛れ込んだ
「それ以外のいきもの」カタチが、まるでモンスターのようなので
「チリメンモンスター」略して「チリモン」と呼ばれています。

■チリモン探し
伺ったのは、塩釜市にある水産総合研究センター。イワシの幼魚を
研究する岡崎さんとチリモン探しに挑戦!

■見つかった!
アイゴ、スズメダイ、ヨウジウオ、イカ、カニ、フグ、タツノオトシゴ等

■インタビュー(水産総合研究センター/岡崎さん)
「手軽に準備できる材料で海の魚や生き物を調べたりできるの
で(チリモンは)いい材料。海の魚とか生き物に興味を持ってもら
えればうれしいです。」

■夏休みの研究に!
身近なものから発見や驚き!小学生のみなさん、
夏休みの自由研究にいかがでしょうか?






▼2010年7月21日放送  ここに注目!「ゲリラ豪雨にご用心」

今年も全国で「ゲリラ豪雨」の被害がでています。ゲリラ豪雨が全国的に年々増えていて、30年前より大幅に増えています。ゲリラ豪雨は発達した積乱雲が原因で、突然局地的な大雨が降るのが特徴です。地球温暖化やヒートアイランド現象が原因とみられていて、宮城でも発生する可能性があります。特に車に乗っているときにゲリラ豪雨に見舞われたら、車が走行可能でも冠水した道路は避けるようJAFでは呼びかけています。梅雨明けから夏にかけての季節、ゲリラ豪雨には十分な注意を。ゲリラ豪雨を確実に予測することはできませんが、天気予報で「雷 注意報」や「大雨注意報」がでていたら積乱雲の動きに気をつけることが必要です。




▼2010年6月9日放送  ここに注目!「子ども手当商戦 賢い使い方は?」

前の鳩山政権の目玉政策の子ども手当。中学生までの子ども1人あたり月額で1万3000円を支給するものです。
県内では、子ども手当の支給はあす10日に23市町村で行われます。支給を受ける方は何に使うか決めていますか?
子ども手当を取り込もうと商戦が繰り広げられています。

秋保温泉の老舗「岩沼屋」では子ども手当をきっかけに利用の拡大を図ろうと、大人2人の利用で小学生未満の子ども1人を
無料にする子ども手当プランを始めました。総額は3万6000円。これまでより8000円以上安くなります。

仙台市内の個別指導塾では、子ども手当は教育に使われると見込み、中学生を対象に中間テストの対策講座を始めました。
これまでは90分の講座4回で2万1000円でしたが、利用しやすいように講座の回数を一回減らし支給額に近づけて
1万5750円にしました。

そこで街の奥様に子ども手当を何に使うか聞いたところ、ほとんどの返答は『貯金』。いまのご時勢、なかなか消費行動に
つながらないというのが実情なのかもしれません。

そんな貯金派の方にお勧めなのが、杜の都信用金庫のプランです。18歳の子どもがいる家庭で新規に積み立てを契約した場合、
子どもの人数に応じて金利が0,05ポイントプラスされます。3人が上限ですが、店頭金利とあわせた場合最高で0,25%になります。

ファイナンシャルプランナーの西村和敏さんは「子ども自身にお金の使い方を考えさせるのも一つの方法」とする一方で、
「子ども手当の支給で本当に収入が増えるのかチェックすべき」と注意を促します。来年度からは扶養控除や配偶者控除の
廃止も検討されているといわれるからです。「子ども手当1万3000円を当てこんで子どもに習い事をさせた結果、支出が
増えて家計を圧迫しないようバランスを考えてほしい」と話します。

今月15日までには県内の全市町村で子ども手当が支給されます。
子どものために、長い目で収入と支出のバランスを考えてみてくださいね。





▼2010年6月3日放送  ここに注目!「ヘラブナ全滅!?」

ヘラブナ釣りの愛好家によりますと「県内でヘラブナが以前よりも釣れなくなった」と情報が寄せられ取材しました。
話を詳しく聞くと、カワウに食べられているとのこと。ヘラブナは愛好家の人たちがお金を出し合って放流しているもの。
そのヘラブナをカワウが根こそぎ食べているらしいのです。 残念ながら今回の取材でそうしたシーンを撮影することは
できませんでしたが…
しかし、全国内水面漁連によりますと他の都道府県では放流したばかりのアユがカワウに食べられ、年間203億円の
被害があるとのことでした。




▼2010年4月21日放送  ここに注目!「観光復活に期待 栗駒2回目の春」

栗駒山の耕英地区に被災から2回目の春が訪れようとしています。
観光復活に向けた輝く春になりそうです。
4月28日からは今まで通行止めだった県道築館栗駒公園線の一部区間
(ハイルザーム栗駒〜いわかがみ平の5,8km)が通行可能になります。
また5月23日からは栗駒山の山開きです。
県道では除雪作業が行われすでに観光客が通行できる状態になっています。
観光業が主要産業の一つだった耕英地区の住民は、
今年の春こそ観光客が来るのを心待ちにしています。
被災後、仮設住宅での生活を続ける高倉吉雄さん(53)。
耕英地区の温泉宿泊施設いこいの村栗駒の料理長でしたが営業停止となり失業しました。
これまで調理アルバイトなどで収入を得てきましたが、
いまは耕英地区の食堂「山脈ハウス」で働いています。
国のふるさと雇用再生特別基金事業という雇用対策を受け、調理人の見識を活かして
地元の食材を名産品にする企画・開発を仕事にしています。
取り組んでいるのは耕英地区で初めて成功したとされる養殖イワナの薫製作りです。
イワナをしょうゆだれに数日漬け込み、8時間かけていぶり、また陰干しします。
今年1月から試作を始め、ときには吹雪の中8時間いぶりを見続けたこともありました。
そしてようやく納得がいくレベルに達したため、高倉さんはゴールデンウィークを前に、
山脈ハウスで、まずは試食で提供しようと考えています。
被災直後は険しい表情をしていた高倉さんですが、いまは柔らかい表情が印象的です。
「地震で地域の結束が強くなった。栗駒山に来て皆と色々やっていると楽しい」。
栗駒山の耕英地区には地域住民が戻り、観光復活の準備を進めています。
被災から二回目の春は、自然も人々も輝く季節になりそうです。




▼2010年4月7日放送  ここに注目!「市場に活気を取り戻せ」

全国各地から野菜や果物、魚介類などが集まる仙台市中央卸売市場。
そのなかで卸売会社の社員として働く相原美穂さん。
果物担当の相原さんの1日は、
その日に入荷した果物の品質や入荷量をチェックし、
その日の相場を見極めることからはじまります。
男性だらけの職場で3年間。
仲卸業者からの信頼も得て、取り引きもスムーズになってきました。
その相原さんはいま、大きな転機を迎えていようとしています。
市場の華、セリ人の試験です。
仙台市中央卸売市場では青果や水産の取扱量が減少傾向にあります。
市場を通さず、生産者から大手スーパーなどへの直接取引や直売所での販売など市場外取引が増えているのです。
また、
現在の市場は殆どの取引がセリをせず、
卸と仲卸が直接交渉する相対取引が主流です。
セリが行われるのは水産部門ではマグロなど、青果部門では仙台近郊の野菜、果物ならサクランボとイチゴだけ。
”セリ”という代名詞が市場で見られにくくなっているのです。
「活気ある市場に・・・」
相原さんの挑戦は続きます。




▼2010年4月6日更新

乳幼児の予防接種のひとつ
「ヒブワクチン」を特集しました。
ヒブとは細菌のひとつで、
これに感染すると髄膜炎などを発症し、死に至ることもあります。
複数回の接種が効果的とされますが、
国の定期接種に指定されていないため全額自己負担で、
1回8000円前後と高額です。

定期接種になれば無料化されますが、
ワクチンは輸入に頼っているため
安定的な供給が難しく、
供給システムが無料化への壁の一つとなっています。

国の予防接種行政の遅れを指摘する声もあり、
今年度から厚生労働省は定期接種の指定の検討に入りましたが財源の問題もあり、
無料化の実現にはまだ時間がかかりそうです。




▼2010年3月24日放送  リアル特集「大津波警報で住民の避難はどうだった?」

「ミヤギテレビでは南三陸町志津川地区で
住民アンケートを実施。
8割の住民が自分たちで安全と思われる場所に
避難をしており、
その内の7割近くが指定避難所以外に
避難していることがわかりました。
また、気仙沼市の
特別養護老人ホームでも集団で避難をしましたが、
これからの高齢化社会においての
避難の大変さも浮き彫りになりました」




▼2010年3月17日放送  リアル特集「全県1学区どうなった?」
■取材先 あすなろ学院

県立高校の5つの学区が撤廃され、今年から誰もがすべての高校を受験できる全県1学区がスタート 当初は仙台以外の高校で
軒並み定員割れが起こるのではと予想もされたがフタを開けてみたら県内トップクラスの仙台二高が定員割れという事態に!! 
受験生にはチャンスが広がった分、志望校選びがより慎重になったのでは




▼2010年3月10日放送  リアル特集「少年の家をつくろう! 〜女性保護司の夢〜」

名取市の大沼えり子さんは、
保護観察処分を受けた少年の更生を手助けする保護司です。
ほかにも、少年院で流す番組のDJや作家という顔も持っています。

大沼さんが、保護司になりたいと思ったきっかけは、
息子の同級生の非行でした。その姿をみたとき、
「この子の笑顔にもう一度会うためにはどうしたらいいのか」と
考えて、保護司を目指しました。

保護司、そして少年院でのDJの仕事を通して感じたことは
「少年院を出ても帰ることのできる家を持たない少年がいる」
ということでした。

大沼さんはそのような少年たちを迎えるために
「少年の家」を作ろうと奔走しています。
NPO法人ロージーベルを立ち上げ、資金集めにも奔走しています。

大沼さんにとって、
自分が関わった少年たちは息子や娘と同じだといいます。
少年たちが再び笑顔になるために、
母親として迎えたいと考えています。




▼2010年3月3日放送  リアル特集「地下鉄工事現場に潜入」

2015年の開業を目指し、仙台市が2735億円をかけて整備を進める地下鉄東西線は
太白区の動物公園駅から若林区の荒井駅まで13.9キロを繋ぎます。
先月、建設開始から3年が経過したものの、地上の広瀬川に掛かる橋等、地上に出ている
工事現場以外の様子を伺い知る機会はめったにありません。

そこでトンネルと駅の2箇所で地下の工事現場の今を柳瀬キャスターが取材しました。

まず向かったのは、東北大学川内キャンパス近くの亀岡トンネルの現場です。
この工区の土木工事を市から委託された鉄道・運輸機構の担当者にガイドをお願いしました。
地上から階段を下りること15メートル。掘削中のトンネルが姿を現します。

トンネルの全長は約1276m。断面は横幅7.6m。高さが6.4m。
これでも、通常の地下鉄より一回り小さいそうです。2年前の工事開始以来およそ5分の1にあたる
240mまで掘り進んでいます。作業は昼夜問わず24時間続けられていますが、1日で掘る事が出来る
距離は4メートルです。

実はこちらのトンネルは青葉山(仮称)の駅までふもとから登っていく形で掘削するため、
1000メートル当たり57メートル上る、全国でも余り例のない急傾斜の中でトンネルを
掘り進める作業となっています。担当者は車止めなどの事故防止対策に気を使う現場と話します。

次に向かったのは太白区の八木山動物園に隣接する動物公園駅(仮称)の現場です。
すでに地下三階構造の駅のスペースの掘削工事は終わり、構造を作る工事に入っています。
こちらでは建設途中の現場でしか見られない、鉄筋等で作る幾何学的な美しい造形が印象的でした。

開業まであと5年。地下の現場では少しずつ未来の交通軸の姿が見え始めています。




▼2010年2月17日放送  リアル特集「がんばる商店街」

大型店などとの競争で苦戦を強いられる
地域の商店街ですが、何とか活性化を図ろうと
知恵を絞っています。
今回の取材では
全国からの成功例が披露されたシンポジウムや
登米市登米町の絵のまち巡りや
加美町の100円商店街の取り組みを通して
少なからずヒントが見えたように思えます。




▼2010年1月20日放送  リアル特集「政権交代でどうなるコメ作り!?」

去年8月の衆院選で民主党へ政権が交代し、農業の戸別所得補償制度による農政の大転換が行われます。
4月から試験的にコメの戸別所得補償制度が始まります。20日には、東北6県の行政や水田協議会の担当者らを対象に戸別所得補償制度に関する説明会が仙台市内で開かれました。新しい制度は、生産コストと販売価格の差額として全国一律で10アールあたり1万5千円を補償します。販売価格が下落した場合、さらに上乗せして補填します。ただし、制度を利用す るには減反への参加が条件です。登米市南方町のコメ農家、阿部善文さんは家族経営で大規模化を目指して来ました。作付け面積は約20ヘクタール、Kスタ15個分の広さです。コメの価格が下落する一方、規模拡大で田んぼの維持・管理費が増え、燃料費の値上がりも追い討ちをかけ赤字経営が続いています。
少 しでも赤字を解消しようと、阿部さんは戸別所得補償制度の利用を決めました。阿部さんは、自宅前の13アールの田んぼを畑にして減反に参加します。「1万5千円の補填は農家として助かる。中長期的にコメ政策を実施してほしい」。
阿部さんは期待 と不安を抱えながらコメ作りの準備を始めました。




▼2010年1月13日放送  リアル特集「今年の生活を展望」

2010年初のリアル特集は、去年末に決められた新年度予算案を改めて振り返り、今年の生活を展望しました。
子ども手当、高校授業無料化、エコカー減税、家電・住宅エコポイント、米農家の戸別所得補償制度など家計にプラスになる場合もあれば、マイナスになる場合もあると思います。そこで一番恩恵を受けるであろう人の想定を、ファイナンシャルプランナーの西村和敏先生に聞きました。 答えは「20〜30代の子育て家庭でマイホームを買おうと思っている方」だそうです。これまで働きたかったけど働けなかったお母さんは、子ども手当を保育料の足しにして働き、金利や住宅価格が安い今にマイホーム購入のチャンスが近づく!と。また、この機会を固定支出の削減を考える機会にしてほしいそうです。増税されるタバコをやめるとか、エコカーに買いかえるとか。最後に、宮城ならではの固定支出削減案を教えてもらいました。「公立高校の学区の撤廃にあわせて、将来子どもが進学する高校の通学に便利なところや交通の便にいいところへ思い切って家を構え、交通費を節約しようということも考えられる」とのことでした。2010年は子育て世代にとっては、一歩踏み出しやすい年になるかもしれませんね。来週からの通常国会に注目です。


▼2009年12月16日放送  リアル特集「農作物への暖冬の影響は?」

立冬の11月7日以降、1日の平均気温は比べると平年より1.5℃ほど高く、暖冬傾向です。
この影響で去年に比べ農作物の価格が大きく下がり、
仙台市中央卸売市場によると、11月の卸売り平均価格は去年に比べて野菜が11%、果物は14%下がっています。
なかでも大根は3割(29%)、キャベツが4割(40%)ほど安く取引されています。
亘理町のイチゴ農家ではクリスマス用のイチゴが間もなく収穫を迎えます。
8月以降、暖かい日が続いていたことで味が良く、実は大きくなりました。
また、ハウスで内の暖房は燃料代が去年よりも下がったうえ、使用回数も減ったことで生産コストが抑えられましたが、
豊作で消費者への供給が増え、価格は平年より低くなっています。
一方、大根栽培が盛んな丸森町筆甫では、去年より大きく立派な大根が収穫されました。
しかし、こちらも供給が多くなり価格が下がったうえ、収穫後にもう1つの不安が残っていました。
丸森町の名産「へそ大根」つくりです。
外に干して凍らせることで本来の食感と旨みが出るへそ大根ですが、この冬は暖かく、まだ作業が出来ていません。
すくすくと育った実りを前に、暖冬への生産者の戸惑いは続きそうです。



▼2009年12月9日放送  リアル特集「連続放火犯を追う」

白石市内では、車などを焼く13件の放火と見られる不審火が10月下旬から相次いでいます。
複数の現場からはダンボールなどの燃えかすが見つかっていて、警察では同一犯の可能性が高いと見て捜査しています。
住民もパトロールを行なうなど地域をあげて監視の目を光らせていますが、繰り返される犯行に不安な日々が続いています。
今回の取材では犯罪心理学の専門家に現場を見てもらい、犯人像に迫りました。 それぞれの現場に共通する特徴としては、
人目につきにくい「死角」であること。 一連の事件はほとんどが日中の犯行でwすが、「成功体験」を繰り返すことで行動が
エスカレートして、さらに重大な結果を引き起こすことが心配されます。 一般的に車への放火は「器物損壊罪」に問われます。
しかし、公共の危険を生じさせた場合には「建造物等以外放火罪」が適用されるケースもあり、より重い罪となります。



▼2009年12月2日放送  リアル特集「厳しさ増す高校生の就職戦線」

 10月末現在の県内の高校生の就職内定率は41.8%と、去年より1割以上下がっています。
高校生は地元企業への就職を希望していますが、求人数の低下から高校側では県外や、希望ではない職種での
就職活動を勧めています。高校の担当者は「2002年前後の就職氷河期以上に厳しい」と話しています。
  一方の採用する企業側も、苦しい状況が続いています。企業の成長には採用活動が欠かせませんが、経済状況 の
悪化から採用には慎重です。高校生にとっても、企業にとっても、厳しい就職活動が続きそうです。



▼2009年11月25日放送  リアル特集「高森陥没 原因究明に向けて」

泉区高森の陥没から2ヶ月あまり。
原因はまだ分かりませんが、
仙台市は陥没した周辺を掘り起こし原因究明したい考えです。
住民は一刻も早い原因究明と穏やかな生活に戻れる日を
待ち望んでいます。



▼2009年11月18日放送  リアル特集「支援学校の過密化問題」

県立の支援学校(旧養護学校)の多くで、入学者が増えて過密化している問題を取り上げました。
特に深刻な状況に陥っている名取支援学校では、多目的ホールに簡易の仕切り壁を作って教室にしたり、定員8人の教室で
12人の生徒が学んでいたりと状況は深刻です。なぜ入学者が増えているのかは色々と諸説ありますが、はっきりしたことは
分かっていません。入学者は今後も増えると予測されています。
教師や保護者らは学校を新たに建ててほしいと県や教育委員会に求めていますが、県も財政難のため予算が無く新しい学校の
建設は難しいとの見解を示しています。



▼2009年10月28日放送  リアル特集「鑑識活動の強化」

犯行現場から容疑者の特定に向けた証拠をあぶりだす「鑑識」。
鑑識活動によって集められる物的証拠は、一般の国民が人を裁く裁判員制度でも重要な判断材料になります。
宮城県警では警察本部に加え、各警察署に配置された鑑識課員が24時間体制をとっていますが、十分な人数とは言えないのが
実情で、次世代の人材育成が大きな課題です。
そこで今年の4月からは県警OBの千葉薫警部補が「指導係長」として再び鑑識課員となり、この道34年の経験を若い世代に
つなぐため、若手警察官に鑑識活動を指導しています。 県内各地の交番をまわり、事件現場に真っ先に駆け付ける交番所員の
鑑識技術を上げることで、より多くの有効な証拠をつかもうと指導にあたっています。




▼2009年10月7日放送  リアル特集「ペットブームの影で・・・」

ペットブームにものり、県内の犬の登録数が増加を続ける一方で、1年間に 8319匹の犬・猫が殺処分されているという現状があります。 8年前、泉区内の民家には飼い主の言い分で捨てられた犬や猫が集まり、自然繁殖を繰り返していました。  
その数は150匹以上にも。  「もうこれ以上、不幸な命が生まれないように」と活動を始めたのが『150匹犬猫ボランティア』です。  
現在は残った60匹の犬と12匹の猫を世話しています。  活動を始めてから8年が経ちますが、一度、人間に不信感を抱いた犬たちは、簡単に心を開くことはないといいます。  そして活動の資金源は募金や寄付に頼らざるを得ない厳しい状況。
「この犬たちの最期を看取ってあげたい」という思いが、ボランティアたちを動かし続けています。




▼2009年9月30日放送  リアル特集「被災地の旅館 再開へ」

栗原市花山のランプの宿「三浦旅館」は去年6月の岩手・宮城内陸地震の影響で、旅館へ続く国道が寸断され、営業できませんでした。
その後の復旧工事で10月1日秋田県側から旅館へ行くルートが開通することから、旅館をオープンすることにしました。
旅館の主人、三浦治さんにとっては待ちに待ったオープンの日。
旅館は10月しか開けることができませんが、三浦さんはようやくお客さんを迎えられる喜びで一杯です。




▼2009年9月16日放送  リアル特集「ホームレスの民間シェルター存続の危機」

NPO法人「ワンファミリー仙台」は今年2月、弁護士などでつくる「反貧困みやぎネットワーク」の業務委託を受け、仙台で初めて
民間シェルターを開設しました。シェルターはホームレスの緊急一時避難施設です。定員は8人。
寝場所と食事は無料で収容期間は10日間ほどで、いつも満室状態です。開設から半年間で59人がこのシェルターを利用し、
このうち、13人が仕事を見つけて自立を果たしました。民間シェルターは行政からの支援はなく、市民の寄付などで運営しています。
食料や衣類は他のNPO法人からも支援を受けています。民間シェルターは 今、資金難で存続の危機に立たされています。
ホームレスの命と生活を支えているシェルター。助けを求める「SOS」が鳴り止むことはありません。




▼2009年9月9日放送  リアル特集「なぜ交通死亡事故が急増」

今年、仙台市内では交通死亡事故が急増しています。
宮城県警の分析では、運転中にぼんやりしたり考え事をしたりする「漫然運転」な「緊張感の欠如による運転」が事故原因の半数を
占めています。 交通心理学の専門家は、不注意による事故を未然に防ぐためには、危険を予測する「危険感受性」を高めることが
重要だと指摘します。 しかし、安全運転に必要な注意力にも限界があります。
また人と車双方が、大丈夫だろうと考える「思い込み」も事故を引き起こす要因となります。
一人一人が過去の危険な体験を生かしながら、限界や弱点を自覚することが事故を防ぐことにつながると言えるのかもしれません。




▼2009年9月2日放送  リアル特集「被災した温湯温泉再開へ」

岩手・宮城内陸地震から約1年4ヶ月。ようやく被災地の観光施設が営業再開します。 栗原市花山の温湯山荘。10月1日から復活です。
国道398号の通行規制ゲートが温湯山荘の奥に移され一般車両の通行が可能になるためです。周りのイワナ養魚場や手打ちそば屋も
観光客が戻ってくるのを期待しています。それにあわせて温湯山荘の運営会社ゆめぐりは被災後解雇していた従業員26人を再雇用しました。従業員は思いを新たに引き締まった表情をされていました。花山は通行規制一部解除をきっかけに活気が戻りつつあります。
一方、大きな被害を受けたもう一つの被災地栗駒耕英地区。主要な県道はまだ工事中です。来年秋ごろの開通を目標にしています。
ゆめぐりが運営する耕英地区のハイルザーム栗駒は今年11月中に営業再開予定です。しかし県道は通行止めで、もう一本ある細い市道は通行規制されたままです。どうやって観光客を運ぶかが課題です。一方、もう一つゆめぐりが耕英地区で運営するいこいの村栗駒。
建物の基礎に被害を受け再開の見通しはありません。いこいの村栗駒の料理長だった高倉吉雄さん(53)。ほかの施設での再雇用の募集の案内が来ていましたが、結局申し込まず、面接を受けませんでした。「30年勤めたいこいの村栗駒に戻るのが一番の希望」だとして
今は調理アルバイトで生計を立てています。被災地には二回目の秋が訪れました。被災地には復興を目指すそれぞれの思いがあります。




▼2009年8月12日、19日、26日はお盆・選挙期間の番組構成だったため リアル特集の放送はありませんでした



▼2009年8月5日放送  リアル特集「元ホームレス 心の歌」

新沼鉄也さん(51)は、13年勤めていた会社を43歳の時にリストラされ、家を失い、妻子と別れ、行き着いたのが路上生活。
3年前まで仙台駅周辺や榴岡公園で3年半、ホームレスをしていた。立ち直るきっかけとなったのがボランティアの女子大生から
もらったギター。新沼さんは青春時代、日本一のライブバンドと謳われた「めんたんぴん」に憧れ、ギターに夢中になった。
ギターを弾いてるうちに気持ちが前向きになった。新沼さんはホームレスを支援しているNPO法人「ワンファミリ ー仙台」の
ボランティア活動を手伝うようになった。今、新沼さんは世話になった恩返しにとホームレスの自立を助けている。
仙台市内の中学校が先月、新沼さんを招いて特別授業を行った。ホームレスの時に作った心の歌を披露しながら、
「自分に正直に生きてください」と新沼さんは中学生へメッセージを送った。





▼2009年7月29日放送  リアル特集「企業の育児支援」

先月、仕事と子育ての両立を支援する改正育児・介護休業法が成立しました。
来年7月以降の法改正後は、3歳未満の子どもを持つ従業員が勤務時間の短縮や時間外労働の免除を
申請できる制度が企業側に義務付けられます。
仕事と家庭の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」の必要性が叫ばれる中、県内でも子育て支援に
力を入れる企業が増えつつあります。
その一方で、それぞれの企業にはこれまで以上に育児休暇が取得しやすい環境づくりや、
長引く不況の中で労働力をどう確保するかなどといった対策が求められることになりそうです。





▼2009年7月8日放送  リアル特集「急増するホームレス自立と支援」

ホームレスから自立を目指す20代の男性と支援の現場を取材しました。
100年に一度といわれる大不況で仕事や住まいを失うホームレスが増えています。
仙台市の今年1月の調査では市内のホームレスは124人で1年前より24人増えています。
NPO法人ワンファミリー仙台は、低額宿泊所を運営しホームレスの社会参加を促すため中心街でゴミ拾いを展開しています。
報酬は現金200円とおにぎりで多く のホームレスが参加しています。
ワンファミリー仙台の新沼鉄也事務長は「能力ある人でも一度解雇されてしまうとなかなか復帰するのが難しい」と話していました。
弁護士などでつくる反貧困みやぎネットワークは、ワンファミリー仙台に運営を委託して生活に困っている人たちのために
緊急避難施設を開設しています。
毎週金曜日は午後1時から午後4時まで無料電話相談を行なっています。
電話番号は022・274・9533。





▼2009年6月24日放送  リアル特集「評価激変 梅原市長の4年間」

仙台市の6月市議会の
閉会日となった6月24日、
仙台市議会事務局によると
「確認できる限りでは初めてのケース」となる
市長の問責決議案が市議会で可決されました。

梅原市長のタクシーチケット問題で
十分な説明がなされなかった事などが
今回の議会の対応につながりました。

同議会で先週行われた
代表質問と一般質問を通じて、
現市政の4年間と政治手法、
説明責任のあり方について
市議会議員の質問を取り上げながら、
市長問責に至った背景を探りました。






▼2009年6月17日放送  リアル特集「高齢ドライバーの安全対策は??」

県内では去年、死亡事故92件のうち、
4分の1にあたる23件が65歳以上の高齢ドライバーによる事故でした。
各地で高齢者を対象とした交通安全教室が行われるなか、
6月からは75歳以上のドライバーが免許を更新する際に
「講習予備検査」と「高齢者講習」を受けることが必須となりました。
これは、記憶力・判断力のテストの結果を利用して、
効果的に実車教習を行おうというもので、
特に交差点と一時停止の通行がポイントです。
結果を受けて「免許が更新できなくなる」
というものではありませんが、
教習所ではどのように講習を行うことが効果的か、
試行錯誤が続いています。





▼2009年6月10日放送  リアル特集「地震からまもなく1年 〜被災者の今と今後の課題〜 」

去年6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震。
県内では特に栗原市に大きな被害をもたらしました。
市内だけで死者11人、負傷者が180人に上りました。
現在は寸断された道路の復旧や避難指示の解除など
復興へ向けて動き始めています。

耕英地区でイチゴ農家を営む菅原耕一さん。
先日、県や市がイチゴの苗を安く提供してくれたため、
現在イチゴの苗を植える作業を進めています。
「農業ができることを嬉しく思う」と復興への気持ちを新たにしています。

その一方、課題もあります。
被災者の支援は
私有財産の全ての被害をカバーできるわけではなく、
法的にも支援が行き届かない場合もあります。
栗原市の佐藤勇市長は
「県などとも話し合って、支援の充実を図りたい」と話しています。






▼2009年6月3日放送  リアル特集「石巻市役所の新庁舎は・・・」

来年5月に移転する予定の、石巻市の新庁舎。
移転先はJR石巻駅前にある旧さくら野石巻店です。
閉店した百貨店の建物を活用するという、全国でも珍しい庁舎になります。
利便性も良く、事務スペースは老朽化して手狭な現在の庁舎のおよそ2倍。
大きな特徴は、市民に開放されるスペースが広く確保されることです。
中心市街地が空洞化する中、市役所の移転に地元商店街も大きな期待を寄せています。
夢を売る百貨店が、市民とともにまちづくりを進める市役所に・・・
石巻市の取り組みが注目されています。






▼2009年5月27日放送  リアル特集「仙台市の新型インフルエンザ対策は?」

新型インフルエンザで最も恐れられるのが、
「パンデミック」といわれる爆発的な感染拡大です。
仙台市では「パンデミック」の場合、
それぞれの地域の診療所で軽症者を受け入れる予定です。
仙台市では数年前からこの体制について医師会などと
話し合いを進めていて、
今回すでに308の診療所(5月25日時点)の協力のもと、
予防のためのタミフルやマスクを配布しています。
これまでに宮城県内での感染は確認されていませんが、
秋口にかけて再び広がりをみせる可能性もあり、
更なる対応策の検討が必要です。






▼2009年5月13日放送  リアル特集「地元企業が進める大規模太陽光発電」

山元町にある
自動車部品メーカー『岩機ダイカスト工業』では、
今年2月、3つある工場の一つに太陽光発電のための
ソーラーパネルを設置しました。

1日平均250キロワット発電ができ、
工場の使用電力の3分の1をまかなうことができます。

一日あたりおよそ120キログラムの
二酸化炭素排出が削減されています。

岩機ダイカスト工業が太陽光発電を導入したのは、
コストを抑えることと同時に、
地球環境に配慮することも企業の務めと考えたためでした。

このような新エネルギーを導入する企業には
国からの補助制度が適用されます。

補助制度の説明会にも100社以上が参加していて、
新エネルギーへの関心が高まっています。




▼2009年5月6日放送  リアル特集「栗原・復興を誓う春」

去年6月の岩手・宮城内陸地震で被災した栗原にも春が訪れました。地震からもうすぐ一年。
地震の爪あとは各地に残りますが、栗原は少しずつ復興に向けて歩みを進めています。
栗駒文字の後藤えみ子さんは去年の地震で田んぼが干からび、植えた苗の半分しか収穫できませんでした。
田んぼの修復は何とか田植えの時期に間に合い、今年こそ豊作を願います。
花山のランプの宿「三浦旅館」の主人三浦治さんも、復興を誓う住民の1人です。
去年の地震以来、旅館へと続く道路は通行止めになっていて、営業できませんでした。
毎年春に雪囲いを外し、5月の連休には全国からお客さんを迎えますが今年はまだ営業できません。
三浦さんは一日も早く営業再開しお客さんを迎えたいと話しています。






▼2009年4月29日放送  リアル特集「マグロ減船で港町・気仙沼は」

国際的な漁獲量の削減で、国内有数のマグロ基地・気仙沼では全国で最も多い
20隻のマグロはえ縄船が減船の対象となりました。
他の港の船籍で気仙沼港を基地とする15隻を合わせると35隻が姿を消すことになり、
地域経済への影響が心配されています。
マグロ漁業を取り巻く環境は、漁獲量の削減だけでなく、輸入魚の増加による魚価の
落ち込みや燃油の高騰などもあり厳しさを増しています。
そうした中での今回の減船で、離職者の再就職に加え、造船や鉄工など関連業界への
影響も心配されています。
マグロ漁業が地域経済を支えてきた気仙沼は、船の修理から日用品販売まであらゆる業者が揃う、
全国でもまれな漁港都市と言われます。
気仙沼商工会議所では、関連業者の充実を売りに漁船の誘致を進め、街が衰退しないよう
対策を進めることにしています。







▼2009年4月22日放送  リアル特集「太陽光発電」普及に向けて

太陽光発電は地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーです。
国や自治体は住宅用太陽光発電システムの導入に本格的に取り組み始めました。
仙台市では1997年度から小・中学校などに積極的に導入しています。
国の補助は10キロワット未満70万円を上限に出力1キロワットあたり7万円。
県の補助は12.5万円を上限に出力1キロワットあたり3.5万円。
出力4キロワットの場合、国と県から補助を受けるとおよそ40万円が交付されます。
県は来月1日から申請の受け付けを始めます。
国の窓口「みやぎ・環境とくらし・ネットワーク022・276・5118」。
県の窓口「環境政策課022・211・2661」。






▼2009年4月15日放送  リアル特集「国分町3WAY方式」から1年・・・

国分町界隈の交通混雑を解消しようと始まった「国分町3WAY方式」。
開始から1年経った今月、以前の二重駐車は見られず、
客待ちのタクシーは整然と1列に並んでいました。
しかし、二重駐車解消の一方で、タクシー業界には不況という厳しい状況が続いています。
なかには独自の駐車スペースを設け、顧客に新たなサービスを提供するタクシー会社も。
現在、タクシーの減車を含めた業界の再構築を進める法案が国会で審議中です。
現状克服のためには、飽和状態にある台数の減車が有効的との声もあり、
タクシー業界の苦悩は続きます。






▼2009年4月8日放送  リアル特集「元気な宮城のものづくり企業」

県の村井知事は県内総生産を10兆円にするための
「富県宮城」戦略を打ち出しています。
セントラル自動車や東京エレクトロンなどの
県内進出に伴って、実現への可能性が出ています。
そんな中、富県戦略を支える
県内の元気な「ものづくり企業」を取材しました。
高い技術力やコスト管理などで頑張っています。
今すぐには取り引きに結びつかなくても
県内総生産を押し上げるまでの
成果に結びつくかもしれません。
これからも期待がかかり、注目したいところです。






▼2009年4月1日放送  リアル特集「政令指定都市20年の仙台市」

4月1日、仙台市は政令指定都市になって丸20年を迎えました。
この間、中心部には高層ビルが増え、地下鉄南北線沿線には住宅や商業ビルが続々と建ち風景は様変わりしました。
仙台経済界トップの仙台商工会議所の丸森会頭は、「政令市への移行は仙台にとって様々な経済波及効果をもたらした」と話しています。 さて、未来の仙台市… みなさんはどんな都市になっていると思いますか?







▼2009年3月25日放送  リアル特集「割増商品券で地元を活性化!」

定額給付金の支給が現実のものとなり、
自治体などが支給に向けた準備を進めています。
この給付金を使ってもらおうという「給付金商戦」が
始まっています。仙台市内の旅行代理店では1万2000円前後で
近県のホテルなどに一泊できるプランを企画。
インターネットでも、グルメ通販などが人気を集めています。

しかし、自治体も大企業やネット通販に負けていられません。
できるだけ地元で給付金を使ってほしいと
割増商品券を企画する自治体が増えてきています。

松島町では2割増の商品券を考案しましたが、
なかなか地元商店街で使ってもらうことは難しいことから、
町内のどんな企業でも使えるようにと、協賛店集めに奔走しています。
いかに地元で使ってもらえる環境を整えられるかが課題です。






▼2009年3月18日放送  リアル特集「高校の推薦入試が廃止?」

宮城県教育委員会は、推薦入試の廃止を含めて県立高校の入試制度の見直しを進めています。
現在の推薦入試は中学校の校長の推薦が必要で誰でも受けられるわけではなく、不公平との批判があるほか、
選考過程でも基準が示されないため不透明との声があがっているからです。
新しい入試制度案としては、推薦入試を廃止して前期・後期の2回の試験を実施する案などが検討されています。
ただ、2006年から推薦入試を廃止している青森県では競争が激しくなり、その後も制度の改善が進められています。
宮城県の入試制度は早ければ2012年度入試から 変わる可能性がありますが、受験生の混乱を招かないためにも、
慎重な議論が求められます。






▼2009年3月11日放送  リアル特集「宮城の『おくりびと』に密着」

映画『おくりびと』のアカデミー賞受賞で、納棺師という仕事に注目が集まっています。
もちろん宮城にも納棺師がいます。映画で実際に演技指導をした納棺協会にお願いをして、
新米納棺師・屋代恵梨香さん(21)の一日に密着させてもらいました。

ある一日の流れは、、、
午前8時30分 朝礼
午前10時 一件目の納棺
午前11時 帰社して次の納棺準備
午後2時 二件目の納棺
午後3時 昼食
午後6時 会社で納棺報告書作成
午後8時 帰宅

納棺は平均して一日2〜3件、多いときでは4〜5件だそうです。常にあわただしく動き回っていました。
普段はあまり見られない着付けですので、特別に実演してもらいました。
屋代さん普段は柔和な印象でしたが、着付けの時は真剣な目つきで現場の空気がピリッと張り詰めました。
さすがです。映画の影響で「どうすれば納棺師になれるの?」という問 い合わせが増えているそうです。
公的な資格ではないので、納棺師になるには納棺会社に 入るのが最善の手段です。
そして研修を受け社内試験を通れば納棺師として認定されます。
死に向き合う納棺師に注目が集まっているということは、真剣に生きようとする人が増えているということなのかもしれませんね。






▼2009年3月4日放送  リアル特集「ひったくりを検証」

今年に入って仙台市内ではひったくり事件が相次いでいます。
被害者は、ほとんどが女性です。
財布などの所持品をポケットではなくバッグに入れて持ち歩くことが多い女性は被害に遭いやすく、
携帯電話も手元からなくなると110番通報も遅れてしまいます。
今回の特集では警察の捜査車両に乗せてもらい、ひったくりの多発地点を検証しました。

被害に遭いやすいのは、バッグを車道側に持ったり、歩行中に携帯電話や音楽に夢中になり
周囲の状況がわかりにくい人のようです。
また、繁華街でも夜間になると人通りが少なくなる死角があり、犯人は逃げ道を考えなが
ら歩行者の後をつけてきます。
一瞬の犯行で、被害者が犯人の特徴を覚えていないことが多く手掛かりもつかみにくいと
言われる、ひったくり。
それぞれが警戒心を持ち、被害に遭わないように注意することが何よりも必要なようです。






▼2009年2月25日放送  リアル特集「復興目指す旅館の冬」

栗原市花山にあるランプの宿「三浦旅館」は去年6月の岩手・宮城内陸地震で被災して以降、営業ができないまま冬を迎えました。
地震で旅館へと続く国道398号が通行止めになっているからです。
今月、三浦旅館の主人三浦治さんは雪下ろしのため、スノーモービルで旅館へと向かいました。
今年は雪が少ないものの、旅館の1階部分はすっかり雪に覆われています。
寒い冬でも、三浦さんにとって旅館が一番落ち着く場所です。
三浦さんと旅館は降り積もる雪に耐えて営業再開の日を待ち続けます。





▼2009年2月18日放送  リアル特集「待機児童ゼロに向けて・・・仙台市の取り組み」

認可保育所への入所を希望しても入れない「待機児童」。
その人数は、保育所が少ないと言われる仙台市では全国の自治体で最も多い740人に上り、3年後には2300人に達する見込みです。
新たに保育所を設置したり定員を増やしたりしても全く追いつかないのが現状です。
そこで、市は待機児童ゼロに向けた緊急計画をまとめました。
計画では、認可保育所の整備に加え、認可外保育所への支援を進める方針です。
市が認定して助成する認可外保育所「せんだい保育室」と、自宅で子どもを預かる「保育ママ」。
仙台の保育を支える現場では、受け入れ人数や保育環境の向上に努めています。
市では、それぞれの認定基準を見直して認定数を増やすことで待機児童の受け皿としての役割を期待しています。
保育サービスの「量」を増やしながら「質」を保つ・・・
仙台市では、これまで以上に支援体制に力を入れて待機児童ゼロを目指したいと話しています。





▼2009年2月11日放送  リアル特集「甲子園出場の舞台裏」

春の選抜大会(21世紀枠)で甲子園に初出場する県立利府高校。
甲子園出場校から資料を取り寄せたり、「初めての甲子園」で、いま選手だけでなく、学校関係者も準備に追われています。
課題は2つ。全校応援を予定していますが、活動休止中の「応援団」をどうするか、そして「費用」の捻出。選手18人と監督、
先生の合計20人までは大会本部が負担しますが、それ以外は学校もち(もしくは自己負担)。
7年前に甲子園初出場した仙台西高も2500万円以上を寄付で集め、応援費用などにあてました。
当時は久しぶりの公立高校出場で、地域の人も大いに 盛り上がったとか。利府高校は、これから卒業生や地元企業、住民に
広く協力を呼びかけていく予定です。舞台裏では、選手を送りだす大勢の人のがんばりがあることを痛感した取材でした。




▼2009年2月4日放送  リアル特集「どうなる定額給付金」

ようやく決まった「定額給付金」対象世帯が46万世帯の仙台市は膨大な作業量となりますが国から具体的な手続の指示が
無く本格的な準備を始められません。年度内給付という目標も困難です。
給付には申請が必要ですが、申請書の記入や通帳・身分証明書のコピーができないお年寄りはどうするかの課題もあります。
蔵王町ではこの問題を最優先に検討していますが結論は出ていません。
そして大崎市では給付金を地元活性化に活用するためプレミアム商品券の構想が持ち上がり波紋を呼んでいます。






▼2009年1月28日放送  「島の命を守りたい〜網地島の医師奮戦記〜」

石巻市の離島・網地島で医療を支えている「網小医院」の安田敏明院長(49)を取材しました。
「網小医院」は1999年9月に廃校となった小学校を改装し開院しました。
安田院長は東北大学を卒業後、大手商社に入社しましたが、運命を変える一冊の本「ネパールの碧い空」と出会いました。
「生きるとは分かち合うこと・・・」。
1960年代、ネパールで結核の治療に尽力した医師の故・岩村昇さんの生き方に感銘し医師なりました。安田院長は1995年から
3年間、家族と一緒にネパールの首都カトマンズから約300キロのタンセンで医師として活動 しました。
安田院長は「一番大切なものは命、命をありがたいと思いながら毎日を暮らすことが大切」と話していました。
安田院長は9年間にわたる医療活動をまとめた「離島病院奮戦記」を出版しました。
「網小医院」を運営する栃木県の「とちの木病院」の早乙女勇理事長は、今年度の県のへき地医療功労者として表彰されました。




▼2009年1月21日放送  「解雇から介護へ」

ホームレスの自立を支援するNPO団体では、定期的に市内数ヶ所を巡回してホームレスの様子を確認しています。
今月14日未明の巡回では仙台駅周辺だけで34人のホームレスを確認しました。
NPOによるとホームレスの数は増えていて、今後その数は春にかけてさらに増えると見ています。
理由は仕事を失い家賃も払えないため人が仕方なく路上での生活を強いられるからです。
そんな中、大崎市内の介護支援施設が仕事も住む所も失った人のために、施設の空き部屋を無償で提供することを決めました。
希望すればホームヘルパーの資格を取得するための研修も受けることができます。
介護の現場は慢性的な人手不足のため、互いのニーズがマッチすれば問題解消の1つに繋がると期待されています。
なお、この介護支援施設の問い合わせ先は、プロンプター甲斐 0229−26−2958




▼2008年12月10日放送  「ガソリン下落でも運送業界は・・・」

原油価格の下落に伴いガソリンが値下がりし、ドライバーには大歓迎の動きが続いています。
一方で、軽油価格も下がってきたものの、運送業界にとっては依然として厳しい状況が続いています。
軽油価格は採算が取れる水準には程遠いのが現状で、高騰していた期間も長かったため、このまま下落が続いたとしても、これまでの赤字分を取り戻すには同じだけの時間がかかります。
また、燃料代が下がってきていることが、事業者と荷主との運賃交渉を難しくしているようです。
こうした状況を打開する救済策として、国では燃料代の上昇分を運賃に自動的に上乗せする「燃料サーチャージ制」を促していますが、導入に踏み切れない事業者も多くなっています。
不透明な情勢が続く石油製品の価格見通し。今後の動向によっては、事業者の経営悪化や物流への影響も心配されます。




▼2008年12月3日放送  「クロマグロの漁獲制限!食卓がピンチ?」

マグロの王様と呼ばれるクロマグロ(本マグロ)。
先週、国際会議で東大西洋のクロマグロの漁獲が2割削減されることが決まりました。

 仙台市内のお寿司屋さんを訪ねると、 実際の影響はまだ出ておらず、季節によって漁場も変えているので、
急に品薄になったり、値上がりすることはないということです。

 一方、日本でも有数の遠洋マグロ船の基地、気仙沼でも削減に伴う減船が行われるのではないかという不安が広がっています。
県北部鰹鮪漁業組合では 「減船や乗組員の引退は町自体の活気を失わせる」と心配しています。

 今後、庶民派のマグロ「メバチマグロ」も、 国際会議で削減になるという話もあり、
消費者としては今後もマグロ問題から目が離せません。 



▼2008年11月19日放送  「広がる大麻汚染」

首都圏で相次ぐ大学生の大麻取締法違反の検挙。
これを受け、 仙台市の東北学院大学ではキャンパス内に注意を促す掲示に取り掛かり、
学生に薬物使用禁止の徹底を呼びかけました。
警察庁によると 全国で大麻取締法違反で摘発した人数は、今年9月末までに1769人。
去年1年間の2271人を上回るペースです。
 県内では覚せい剤など、全薬物に占める大麻事案検挙の割合が年々、増えています。
 現在の日本の法律では大麻の所持や売買、栽培などを禁じていますが、
”大麻のタネ”を単純に所持することを罰する事項はありません。
 インターネット上では「観賞用」として”大麻のタネ”を売買するサイトが数多く存在し、
自宅で栽培するというケースが後を絶ちません。  
 県警では栽培目的で”大麻のタネ”をもつことや、栽培を知った上で販売することなど、
厳しく取り締まりにあたる方針です。。







▼2008年11月12日放送  「栗駒山の日本画家 永遠に未完のスケッチ」

今年6月14日の岩手・宮城内陸地震からまもなく5ヶ月です。
大きな被害を受けた栗駒山は深い雪に包まれようとしています。
 栗駒山を愛し、見つめてきた日本画家の能島和明さん(64)。日展の評議員です。
雪が降る中、片道3時間かけて世界最大の千年クロベ(ヒノキ科)を訪れました。
老木は地震でも倒れませんでした。生命の力。栗駒山は能島さんに創作力を与えます。
 永遠に完成しない一枚のスケッチがあります。アトリエの窓から描いた風景。
普段しないのに、霧の新緑があまりに美しかったため、とっさにスケッチしました。
その10日後に地震発生。描いていた風景は崩落しました。スケッチは描きかけでした。
 能島さんは偶然、地震の日はアトリエにいませんでした。
崩落はアトリエの20メートル先にまで迫っていました。
崩落で風の流れが変わったことに加え、一時帰宅の時間が限られているので、
能島さんは例年より早めの雪囲いをしました。
あれから5ヶ月。被災地の栗駒山にはもう雪が降り始めました。





▼2008年11月5日放送  「復興をあきらめない三浦旅館」

6月の岩手・宮城内陸地震で栗原市花山にあるランプの宿「三浦旅館」も被災しました。建物は無事でしたが、温泉宿の命、お湯が止まってしまったのです。三浦旅館を営む三浦治さんは、地震以降毎週旅館に行き、営業再開への準備を進めてきました。止まった源泉に代わる新しい源泉を見つけ、紅葉シーズンには旅館で常連客を迎えられると思った矢先。県の住民説明会で、旅館へとつながる国道398号線の復旧工事は年内はできないことが告げられました。しかし、それでも三浦さんはあきらめません。今月には新しい源泉からのお湯もつながり、旅館に温かいお湯が戻ってきました。三浦さんは一日も早く常連客をまた迎えられる日が来ることを願いながら、きょうも営業再開への準備を続けています。





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