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[お帰りなさい!     いとうたく]

☆11月30日号☆
 今年も残すところ1ヶ月。
実は、今年は楽天イーグルスの取材代表幹事局で
うちの野球担当アナが所謂、各局の代表として
インタビュアーを務めるのです。


ですから、各局と質問をすり合わせ
共通の質問項目を作ります。あまり勝手に進行はしません。
ある意味、「無難に、手短に、ポイントはずさず」が極意となります。

でも、今日は各局同じ思いという同意もあり、
第一声を質問ではなく、こう声をかけました。
   
     「お帰りなさい!!」

     「ただいま!です!!」

元気な声が返ってきました。
昔からの楽天ファンならおなじみ。
西武から渡辺直人選手が楽天に帰ってきました!!

渡辺選手・・・。

私にとって野球を教えてもらった「師匠」です。
走塁、心理、駆け引き、本音・・・。
実は、他球団に移籍しても年に1度はじっくり話す機会を
持っていました。いつ会っても野球への思いを語ってくれました。

「ルーキーのときです。
 俺が1番で高須さん(来季、高須さんも帰ってきます)が2番。
 俺の盗塁のスタートがちょっとでも悪いと、
 高須さんがファウルを打って助けてくれるんです。
 俺自身も、スタート切ったとき、しまった!!遅れた!!と思うわけ。
 さりげない味方のフォロー。
 このとき、プロの世界のすごさを知りましたよ!」

「ゲームには、このピンチを乗り越えれば必ず勝てる!という
 瞬間があるんです。実況するときとか、外れてもいいから
 この瞬間かな?というのをふれながらやると見ている人も
 面白いのでは?俺はそう思って、グラウンド立ってますよ。」

また、記憶にある限り
新聞・テレビを含め、彼が「ノーコメント」を貫いたことは
ないはずです。どんなに負けていても。

聞いたことがあります。
しゃべりたくないこともあるでしょう・・・と。

彼はさらりといいました。
「キャンプから一緒にいるじゃないですか。
 だから俺はマスコミの皆さんも大事な仲間だと思っています。
 仲間だからこそ、聞かれれば答えるでしょ。」

これは何かで見聞きした話です。
若干記憶がずれていたらすみませんがこんな話があったはずです。

ファンがサインを求めます。
心無いファンが一人で何枚ももらってネットオークションに出すという
出来事がありました。

球団でも一時、寒い時期、
健康管理を預かる上でも、球場でのサインをしないようにすべきか
という話も出たそうですが、渡辺選手はサインを続けました。

「10人にサインして9人がオークションに出しても
 1人が喜んでくれれば、俺はサインを書きます。」と。


だから、彼が打席に立つと今でも楽天ファンは拍手を送ります。

もう書ききれないのでこの辺で。

私自身も思い入れがありファンに愛された選手ですから私も
復帰の代表インタビューは涙が出そうになりました。

「震えるくらい興奮しています」
「もう一度、このユニフォームを着られる幸せ」

代表インタビュアとして
こぼれそうな涙を何度もこらえました。
因みに彼も泣きそうでしたが・・・。

173cm プロ野球選手としては決して大きくありません。
茂木、三好と若い内野手も育ってきたイーグルス。
7年前、ベイスターズのトレードが発表される数日前、
一緒に長時間話す機会を持っていました。

「拓さん、松井稼頭央さんと俺のポジション争いでしょ。
 俺、自分がどこまでできるか、めちゃくちゃ楽しみなんです。
 あの松井さんと争えるんですよ。すごいことでしょ。
 めっちゃ、頑張りますよ。」

そういって握手して別れた数日後、トレードを通告され
チームを離れた渡辺選手。
だからこそ、
帰ってきた楽天で、持ち前の負けん気、全開で
どんな存在感、いぶし銀のワザを見せてくれるか、
今から楽しみです。

さあ、来季こそ、優勝だ!!

*使用した画像は球団・ご本人に使用の許可をいただいております。

追伸
私とともに熱く渡辺選手を応援している
某新聞の懇意にしている記者さんに聞かれました。
「インタビュア、泣かないでよ」と。

ええ、ええ、
インタビューの前に泣いたから
大丈夫でしたよ。
たまたま、球場にタクシーで到着し、降りてきた
渡辺選手に会って握手したときに、
もうひと泣きしたから・・・。

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