楽天は天敵を打ち崩した。16日のオリックス戦では主砲がバットだけでなく足でも魅せて苦手としている田嶋大樹投手を攻略。そして守備でも好プレーがいくつも飛び出すなど野手陣の奮起で快勝した。 パリーグ3連覇中・オリックスを迎えてのホーム3連戦。 2点を先制されて迎えた1回裏。オリックスの先発は田嶋大樹投手。通算対戦成績は4勝12敗、今年もすでに1敗を喫しているまさに“天敵”。2点が重くのしかかる…かと思われたが、いきなり2つのフォアボールでノーアウト2塁1塁。不安定な立ち上がりの田嶋投手からチャンスを作ると3番・浅村栄斗選手が甘く入ったストレートを左中間へ！タイムリーツーベースですぐさま同点に追いつく。 その後、１アウト3塁となって5番・阿部寿樹選手の打球はサードゴロ。浅村選手は飛び出すが…送球が反れたのを見てホームへ。“阿部選手がややこしい打球を打ってきたんで なんとか点になってよかった”と一時、判定はアウトになるも…リクエスト検証の結果、セーフに！天敵・田嶋投手からいきなり3点を奪い逆転に成功する。 勢いが止まらない楽天。2回にも1点を加えて迎えた3回。１アウトから7番・辰己涼介選手。センター前へ抜けるタイムリーヒット。苦手だった田嶋投手からなんと3回までに5得点。この回でマウンドから引きずり下ろす。 ★そして16日の試合、野手陣は打つだけではなく守備でも好プレーを連発。 ショート村林一輝選手が、センターへ抜けるかという当たりを見事なダイビングキャッチ！そして浅村選手も、今年から挑戦しているサードで軽快な守備を披露。そして最も球場を沸かせたのがセンターの辰己選手！大飛球をフェンス際で見事なジャンピングキャッチ。3年連続ゴールデングラブの実力を発揮した。 守備でも魅せた楽天、オリックスに快勝した。