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【従業員2人が「窒息死」した事故の裁判】現場を指揮監督していた男性に「無罪判決」(仙台地裁)

2020年7月、電子機器メーカーの工場で炉の中に入った従業員2人が窒息死した事故の裁判で、仙台地裁は業務上過失致死の罪で起訴された現場を指揮監督していた男性に対して無罪判決を言い渡した。 無罪判決を受けたのは、電子機器メーカー、トーキンの工場で現場の指揮・監督をしていた男性。 この事故は2020年7月、金属を焼き固める「焼結炉」の修理のために炉の中に入った男性従業員2人が酸素欠乏により窒息死したもので、事故を防ぐための換気などを行わなかったとして、業務上過失致死の罪に問われていた。 16日、仙台地裁の宮田祥次裁判長は、「亡くなった2人の直属の上司ではない男性は注意義務を負う立場になく、また、事故の発生を予見できたとは言えない」などとして、無罪判決を言い渡した。

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