仙台市教育委員会は25日、泉区内の市立中学校が14日から16日にかけて関西で実施した修学旅行の行程中、個人情報が記載された教師用と生徒用の「修学旅行のしおり」各１冊を紛失したことを明らかにした。このうち、教師用のしおりには３年生の生徒184人の氏名・学校名・学年・学籍番号のほか、生徒17人分についてはアレルギー対応のための原因食品や保護者連絡先も記載されていた。また、生徒用のしおりには修学旅行実行委員17人の氏名が記載されていた。 学校側で、移動で利用したJRへの問い合わせを行うなどしたものの見つからなかったため、23日に警察に遺失物の届出をしたほか、24日までに生徒と保護者に対し状況の説明と謝罪を行ったという。 仙台市教委では今後、修学旅行や課題活動などを実施する学校が多くなるとして、学校外での活動の際の個人情報の適切な管理などについて注意喚起を行うとしている。