高校サッカー選手権
あけましておめでとうございます。
年末年始は、毎年恒例、高校サッカー選手権に携わっていました。
アナウンサーになるまではテレビの特番を見まくってだらだら過ごしたり、
受験勉強に追われたりという生活だったのが、
もはや選手権派遣5回目となると、「高校サッカーが無ければ年は越せない」
そんな感覚になってきました。
気づけば、毎年この時期に照準を合わせ、腕を磨き、それを確かめる場にもなっている気がします。
今回私は全国大会で初めて実況を担当しました。
今住んでいる宮城県の代表・東北学院と中高6年間を過ごした奈良県代表・奈良育英の1回戦でした。
両校の選手共に、積み上げてきたものを出そうという姿勢がみられる素晴らしい試合でした。
取材に応じてくださった皆さんには感謝してもしきれません。ありがとうございました。
個人的には、この試合の見どころを余すところなく伝えられたか、
初めて各チームのサッカーを見るテレビの前の人たちに情報を丁寧に渡せたか、
正直悔しさの残るデビューでしたが。
それでも、大会期間中は、普段関わることのない民間放送43社のアナウンサーやディレクターと
意見を交換し、価値観を共有し、非常に実りの多い時間を過ごすことができたと思っています。
それを次につなげなければいけません。
3回戦、東北学院と神奈川県代表・東海大相模の試合が終わった後に、
東北学院の2年生がロッカールームで言っていた
「もう次の大会まで365日切っている。もっと強くならなきゃ。」
という言葉が、すごく印象に残っています。
「自分もだな。」って。
自分も彼らの取り組み、魅力を伝えるために
もっと腕を磨かなければと。
104回大会までは365日を切っているわけです。
今回得た学びを自分の中で醸成させ、表現できるように、
限られた時間を過ごしていきます。
103回大会、あと3試合、素晴らしい試合と放送の成功を祈りながら。
※思い出の写真たち
コンビを組み、助けてくださった、元日本代表GK菊池新吉さん
チームミヤテレ