佳生のいつかきた道ぶ～らぶら

2005年3月15日放送

　
「しみっぱなし？しぼったまんま？岩出山町！」

江合川流れる町　岩出山。
この水面を渡る風と鳴子から
吹きつける風が冷たい町ですよね！
と言えばその寒さと風を利用しての凍り豆腐は
あまりにも有名な岩出山の地場産品です！

地場産品の宝庫と言われる岩出山！
他にはどんな地場産品が？
それを訪ねて向かった場所は
ＪＡいわでやま　メルカド「四季彩館（しきさいかん）」

あるわ　あるわ！
凍み大根・かりんとう・納豆・凍り豆腐　
まんじゅう麩　などなどなど！
そして春を見つけました。たらの芽です。
宮城では珍しくハウスで
たらの芽の栽培をしています。
１２月から３月末まで、仙台の市場に
出荷されています。

新しく整備された岩出山の中心街で、
沢山の岩出山の地場産品の看板が
掲げられているお店を発見！
「永根商店」さん。
その中にひときわ珍しい看板！
しみっぱなし？？？

女将さんに伺いました！
地元の人なら知る人ぞ知る
“しみっぱなし”
　
それは凍り豆腐を乾燥させずに、
冷凍させた物だそうです。

乾燥させたら凍り豆腐になりますが、
水分を残したまま冷凍しますので、
“しみっぱなし”。
水で戻す事無く　調理出来ると
地元の人には重宝されています。
知らなかった～！！！

そして永根商店さんのお薦めは
“田舎　しそ巻き”
こちらで製造販売しています。
お土産で買っていった方からのリピーターが
多く味自慢のしそ巻きです。
この緑の包み紙！と問い合わせが
多く来るそうです。

最後にお邪魔したのは、
城下町の風情が色濃く残る通りにある
“名酒　森泉”を造る「森民酒造店」さん。

新酒の時期ですねぇ。店先にはずらりと
森泉の名酒達が顔を揃えています。
造り酒屋とはこういう店のことを言います。
今年の酒の出来も上々とか！
淡麗で甘口のお酒造りにこだわり続ける
ご主人の森　民典さん！
ご主人が　自ら造るお酒です。

淡麗辛口が好まれるこの時代、
「僕は甘口の酒が好きなんです」！と
自分が好みの酒を造る！
良いじゃないですかぁ！
僕も甘口のお酒のファンになりました。

店先や離れに「みんてん工房」と題し　
ご主人が焼いた陶器や
奥さんが焼いた置物などが
展示されています。

何ともユーモラスなフクロウや猫や
これで呑んだらさぞ旨そうなさかずき！
そのご主人の作ったさかずきで、
今しか呑めない
森泉の
“しぼったまんま”を頂きました！

甘露という言葉が良く似合うお酒です。
甘口というより旨口と言いたいお酒です。
酒好きなら、呑んでみたいでしょう！！！

　
春とは言えど　まだ寒い岩出山で　寒さに育まれる
美味しいものを　味　会わせていただきました。
　

　
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