2012年3月26日放送

 
≪かみのやま雛めぐり2012≫
☆「上山城」 山形県上山市元城内3−7
 (期間)〜4/3(火)まで 9:00〜17:15(入館は16:45まで)
 (入場料)大人400円、高校生・大学生350円、小・中学生50円
☆「羽州街道 楢下宿  庄内屋」 山形県上山市楢下23
 (期間)〜4/1(日)まで 9:00〜16:45
 (入場料)無料
(問)「上山市観光課」 TEL023−672−1111(代表)

 「山形県上山市!」

旧暦で行われる山形の「雛まつり」
戦災を免れた歴史ある雛達を訪ねたのは「山形県上山市」
「ぶらり旅」のスタートは「かみのやま駅」の「観光案内所」から・・・

観光ガイドボランティアも勤めているというお姉さんから
雛巡りのガイドマップを頂きました。。。

ご紹介を受けて、早速伺ったのは「開館30周年」を迎えるという
「上山城郷土資料館」!芸術員さんにご案内頂きました。

この展示室には上山だけで集められた雛人形ばかりが迎えてくれます!
これは美しい「享保雛」!袴の赤は山形の「紅花染」
歴史の深みと共に味わいのある赤に変わったそうです。

そして!こちらは現代の人形に通ずる江戸時代の「古今雛」!

下の段は「変わり雛」。年老いた雄雛と雌雛・・・
何ともユーモラスな姿に江戸時代の人々の遊び心が感じられます。


さて、次の場所に向う途中!上山の町中に設けられた足湯に立ち寄りました。
何と足湯めぐりをしている小学生と遭遇!
温泉地ならではの情緒です。


最後に訪ねたのは、懐かしい風情漂う宿場町「楢下宿(ならげじゅく)」!

この建物は「脇本陣」!その昔、参勤交代で江戸に向う殿様の宿です。
ここにも「雛まつり」ののぼりが・・・

低い入り口をくぐると・・・昔々にタイムスリップした様な錯覚に・・・
出迎えてくれたのは地元の「佐藤さん」!館の中を案内していただきました。

これらの雛人形の数々は佐藤さんの自宅にあった物とか・・・
雛人形だけではなく、芝居や歌舞伎の一場面を再現した人形もあります。

あれっ!囲炉裏に地元の皆さんが・・・

終戦後も暫くの間、楢下では当たり前に囲炉裏の生活だったそうです。

そんな会長さんのお話しを聞きながら、
気になるのは囲炉裏の火に炙られた食べ物?
これは何ですか???

これは「納豆炙り餅」!!!
昔、納豆餅にして食べて余った餅は、翌日には堅くなってしまうので
こうして囲炉裏の火に炙って柔らかくして食べたという物!

生活の知恵というか・・・当時、食べ物は本当に貴重な物、
増してや餅と言えば貴重な食材だったのです。

焼く事で醤油の香りが香ばしく、納豆の臭いも消えて美味しいです。
いずれは楢下の名物にしたいとの事!
観光客は、こうして囲炉裏で漬物やお茶の接待を受けるのです。


最後に副会長さんが楢下宿の風情を
祝い舟の替え歌にして聴かせてくれました。

春は直ぐそこまで来ています!雛めぐりの後は
「かみのやま温泉」でゆっくり温まって帰って下さい。



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