今回のぶらり旅は多賀城市！
貞山運河に架かる「中峯橋」がスタートです。

皆さんは「貞山運河」の貞山の意味を知っていましたか？
貞山とは、この運河の着工を最初に手掛けた伊達政宗の贈り名
（亡くなった後に付けられる名前）貞山公に因み「貞山運河（堀）」と
名付けられたのです。この橋の壁面に当時の作業を記した
壁画が有るなんて知りませんでした！

中峯橋から見渡すと遠くに「かぎはし」の文字？
あそこから！訪ねましょう・・・

---

何のお店だろう？
建物の右側がカギ屋さん！左側が陶器のお店の「蔵美陶（くらびと）」です。

カギ屋さんはお父さんが担当、鍵の販売から修理まで鍵の専門店です。

そして！「蔵美陶」は元々ご両親の趣味の影響を受け続けて来て
すっかり陶器にのめりこんでしまった娘さんが担当です。

震災で可也お気に入りの陶器達が壊れてしまったそうですが・・・
無事に残った青森の金山焼（かなやまやき）の花器ですかね？
愛しげに紹介してくれました。

それ以外、娘さんが東北各地をめぐって、直接窯元から
買い付けてきた焼き物が、美しく展示販売されています。

家族の皆さんに、見送りされながら次なるぶ〜らぶらへ・・・
有難うございました。。。

---

ぶらぶら歩いていると・・・何でしょう・・・船のスクリュー？？？

スクリューには「安住」「幸福」「拓陽」と書いてあります？？？

スクリューを作っている工場でも有るのかな？と奥へ進むと・・・
立派な民家が２軒？？？工場は無し・・・

そこへ！家の中からひょっこり現れた、お父さん！
何と、あのスクリューを入り口に据え付けた方でした！！！

実は部屋の中から出て来てくれたお母さんのご主人が亡くなられた時、
海運業などに尽力され地元の名士だったご主人に寄贈された
スクリューだったのです！
家族会議の末、表札としました・・・
「安住（あずみ）」さんのお名前と、お孫さんのお名前の１文字ずつ「拓」「陽」と
いつまでも「幸福」である様に、の願いを込めた物だったのです。
まあ、それにしても大きな表札です。。。

---

更にぶらぶらしていると・・・床屋さんだな！「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」！
もしかしてアニメの？？？そうだ〜〜〜

まさに「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」だ〜〜〜！
「どくろ」のマークが「ハサミ」に・・・「Ｉ」が「くし」だ〜〜〜

お店の中も「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」のフィギアだらけだ〜

しかし、最初はアニメの「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」の意味では無く
地域の一、「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」に成りたいとの想いで名付けたそうですが・・・
アニメの「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」好きが放って置く筈が無く、
フィギアを頂いたりしているうちに、どんどん数が増えていったそうです。

こうなりゃ、この地域の海賊王になって下さい。。。
突然、有難うございました。。。

---

大城飯店のある！この辺りも津波の被害があったんですよね。。。
何でしょう「米粉パン」「米粉スウィーツ」？？？
最後に訪ねたのは、今年の２月にオープンしたばかりという
「米粉パンと米粉スウィーツの森」「Tutto（トゥット）」さん。。。

店内にはイートインコーナーもあります！美味しそうなパンが〜〜〜

コーヒーなんかは無料なんだよ！
あっ！僕の大好きな「カレーパン」だ〜〜〜！

米粉を使ったパンといえば、モチモチ食感が命！楽しみだな〜〜〜
しかし、サックリした食感がインパクトありましたね〜〜〜
この食感を生むには、まず生パン粉を付けたパンをオーブンで焼き、
更に低温の油で揚げる事により、余分な油を吸わせ過ぎず、
この食感が生れるそうです。

そして！「米粉のスウィーツ」はサックリ生地のタルトやふわふわの
シフォンケーキ！そして！この「パンプディング」が最高でした！

カップの中に米粉で作ったパンを入れ、プリンの液を流し込み焼きます。
カルメラの味が少しビターで大人の味！
昔、本物の焼きプリンを食べた時の味を思い出しました。

実はここ「Tutto（トゥット）」さんのオーナーの森さんをはじめスタッフの皆さんは
震災前、多賀城にあった大手お菓子メーカーの工場で働いていました。
津波により工場は壊滅状態・・・そして工場閉鎖。。。
決意の末「米粉」の「パン」や「スウィーツ」に再起をかけて頑張っています。

まだまだ未知の部分が大きい「米粉」という食材！
これからも美味しいものを作っていって下さい。。。

多賀城！今日も良いぶらり旅が出来ました。。。