2016年4月25日放送

 
▼長井市の桜の名所
☆「伊佐沢の久保桜」
   山形県長井市上伊佐沢2021
☆「草岡の大明神桜」
   山形県長井市草岡694
   (問)「長井市観光協会」 TEL0238−88−5279
   (HP)http://kankou-nagai.jp/
▼白鷹町の桜の名所
☆「釜の越桜」
   山形県白鷹町高玉3534−1
☆「薬師桜」
   山形県白鷹町高玉字薬師堂
  (問)「白鷹町観光協会」 TEL0238−86−0086
  (HP)http://kanko-shirataka.jp/

 
「白鷹町」

本日の旅のスタートはフラワー長井線の「長井駅」からです。
長井というと「あやめ」が有名ですが!桜の名所でもあります。。。


さて!そんな桜の名所で、今回は桜の古木を訪ねて旅をします。。。


先ず!最初に尋ねたのは「伊佐沢の久保桜」!!!

ありゃまあ!すごいですね〜〜〜。。。丁度、休憩中でしたが
ボランティアガイド「田中健三」さんにお話を伺いました。。。

この桜は「エドヒガンサクラ」!樹齢はおおよそ1200年!!!
町の人たちや樹木医さんが、大きく幹が割れてしまった桜に手をかけ
守り続けてきました。。。


ガイドさん曰!東北には存在しなかったエドヒガンサクラを誰が持ち込んだかを
推察すると大体の樹齢が分かるそうです。。。


さて!一体誰がエドヒガンザクラを持ち込んだのでしょう???
そんなお話は・・・やはりボランティアガイド「高橋初子」さんに伺いました。。。


そう・・・誰あろう!蝦夷征伐に訪れた
「坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)」なのです。
坂上田村麻呂が、この地を訪れた時!豪族の美しい娘と恋に落ちます・・・
しかし、その娘さんは病で亡くなってしまいました・・・その美しい娘さんを偲び
植えさせたのが「伊佐沢の久保桜」といわれているのです。。。

きっと!坂上田村麻呂も美しい娘さんと、この桜の下!
手をつないで歩きたかったでしょうね!

そんな伝説に彩られ、美しく咲き続けております。。。


さて!お次に尋ねたのは「草岡の大明神桜」。。。これは伊佐沢の桜より
更に大きいですね〜〜〜!

掲示されている「日本の桜ベスト10」で、堂々の2位です。。。
幹の周りは10.9m!これも「エドヒガンザクラ」です。。。

ここにも!坂上田村麻の伝説が・・・と思いきや!「伊達政宗公」のお名前が・・・
そんなお話をしてくれたのがボランティアガイド「金田洋子」さん。。。

伊達政宗公が若かりし頃!米沢におりました・・・
初陣で何と敗戦となり落ち延びてきた時!
この桜の幹に身を潜めて難を逃れたという伝説が残っております。。。

その後!伊達政宗公は命を助けられた桜として
代々この桜を守って行くように心を尽くされたのです。
そして!今現在も見事に桜の花を咲かせています。。。


次は白鷹町まで足を延ばしました!
ここは綺麗に整備された公園になっています。。。
菜の花が咲き!裏にそびえる「葉山」は、まさに青い山脈。。。


この桜は「釜の越桜」!こちらではボランティアガイド
「迎田博正」さんにお話を伺いました。

八幡太郎義家がこの地で陣を張った時!桜の前の石で釜を作ったことから
「釜の越桜」と名付けられました。。。

残念ながら20年ほど前から衰弱し始め町道を切るなどして
桜の存続を願っておりますが
年々弱って・・・今年は少ししか花芽を付けなかったとのことです。。。

「釜の越桜」の後ろには「二世木」が樹齢98年の歴史を作り始めています!
そして!白鷹町には樹齢500年を超える桜が7本あるそうです。。。

それにしても!置賜地区の方々の桜の古木を守る心の熱さが凄いですね〜〜〜
心打たれました。。。


最後は「坂上田村麻呂」が手植えをしたといわれる「薬師堂桜」です。。。

信仰とともに地元の皆様に守り続けられて来た桜です


今年は見頃は過ぎてしまいましたので!来年、山形県置賜地方の
桜の古木を巡る旅などいかがでしょう・・・

遠くに望むは「朝日連峰」!
手前は「飯豊連峰」の麓の桜があなたを待っています。。。



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