ミヤギテレビの番組審議会が25日開かれ、12月29日に放送された年末報道特別番組「復興の途上で・・・〜震災２年目の記録〜」について、10人の委員が意見交換しました。
震災から１年９ヶ月、仮設住宅やガレキ処理など、まだ復興途上の「今」をテーマに構成した生放送番組です。委員の方々からは「復興途上という側面と、まだまだ復興に踏み出していないという思いの双方に向き合った誠実な番組」「良い視点から取り上げた落ち着いた番組だった」「震災遺構の問題を、自治体の思惑、住民間での異なった思いなどをフェアに描き出し、視聴者に問題点を考えさせる良い構成だった」「復興には議論が必要だが時間をかけられないということが、様々な問題に共通する課題であると指摘したのはよかった」などの感想や評価がありました。 一方で、『瓦礫処理についての現状と課題の簡単な説明があると、さらに理解が深まったと思う』『瓦礫処理という目下の問題点については掘り下げ方が不十分だと感じた』『震災遺構について、報道という立場から強く意見を出して欲しかった』『自治体、住民との隔たりが今後どうなっていくのかなど番組として伝えていって欲しい』『震災遺構の船については、行方がきになるので今後も折に触れ伝えて欲しい』などの指摘や要望もありました。
出席した当社の報道制作局情報センター新田誠は各委員からの質問などに応じました。