東京五輪を前に、蔵王町では西太平洋に浮かぶパラオ共和国の選手団が
事前キャンプを行っている。
パラオは、先の大戦で約1万6000人の日本人が命を落とした激戦の地だ。
東京五輪を前に、蔵王町では西太平洋に浮かぶパラオ共和国の選手団が事前キャンプを行っている。
パラオは、先の大戦で約1万6000人の日本人が命を落とした激戦の地だ。
その記憶をとどめる人々がいる。
戦後、パラオから引き揚げ、蔵王山麓に入植した北原尾地区の人々だ。
アメリカ軍の空襲で弟と妹を亡くした男性は
「学校のグランドに寝転がった。動いたら撃たれるから」と証言。
ジャングルで2年間に及ぶ避難生活を送った女性は
「生きるためにネズミだってヘビだって食べた」と語る。
アメリカ軍の空襲で弟と妹を亡くした男性は「学校のグランドに寝転がった。動いたら撃たれるから」と証言。
ジャングルで2年間に及ぶ避難生活を送った女性は「生きるためにネズミだってヘビだって食べた」と語る。
戦後74年。パラオでの戦火を体験した6人が今も暮らしている。
彼らが思い出すのは過酷な体験だけではない。
美しい海とパイナップルやサトウキビ畑、パラオの原風景だ。
なぜなのか…?
パラオ人選手の一人が口ずさんだ日本の歌に、その理由が隠されていた。
番組では “北のパラオ”という意味が込められた
「北原尾(きたはらお)」の歴史を紐解き、平和を願う人々の思いを伝える。
番組では “北のパラオ”という意味が込められた「北原尾(きたはらお)」の歴史を紐解き、平和を願う人々の思いを伝える。