先日、ある後輩アナウンサーとの会話。

後輩：今日の中継、山元町のブドウ畑からなんです。

いまシャインマスカットが、旬なんですって！

帰りに買ってきましょうか？

 柳瀬：いいなぁ、いくら？

 後輩：１房２０００円くらいです。

柳瀬：２０００円かぁ。うーん、欲しいけどなぁ。

でも２０００円は、高いわ。

くぅぅ、欲しい。いやぁ、でも、さすがに高い。

独身じゃないし。

あぁ、どうしよう、欲しい、高い、

欲しい、うーん高い！

なんて会話をしているうちに、お互いパタパタとOAへ。

４時間後…。

ニュースの放送を終えて、デスクに戻ると、

紙袋がひとつ置いてあるではありませんか。

中を覗くと、まるでゆりかごの中で、

真新しいおくるみに包まれた新生児のように、

フワッフワの緩衝材に守られた１房の「シャインマスカット」が

鎮座ましましていたのです。

以下の、メッセージとともに。

『かわいい後輩からのお誕生日プレゼントです、召し上がってください』

なんとっ！

不意打ち！

そして泣ける…。

やはり持つべきものは、かわいい後輩。

心にジンワリと温かいものが、拡がりました。

 “最後の１行”が目に飛び込んでくるまでは…。

『わたしの誕生日、１０月１日です (^^)』

そういうことか…。

「圧力」、シッカリめに、かけてきてました。

※ シャインマスカット中継　リポーター安斎摩紀アナ