対策の副作用
2020.03.04 (Wed)
弊社のエントランス。
そして、受付。
至るところに「1プッシュ」依頼が貼られています。
そして、街からトイレットペーパーが消えた問題。
「デマですよ~」とアナウンスされても行列が消えないのは、
東日本大震災で「物資不足」という辛い体験をした記憶が蘇るからかなぁ、と思うと
一概に非難するのも、どうかなと思ったり。
もしくは、
当局や報道機関が発信する情報に対する根本的な疑念が、
買占めに走らせている側面も、もしやあるのではと思ったり。
この現象を「踊らされてるなぁ」で済ませてはいけないなと感じます。
そして、学校の「一斉休校」。
特に卒業、卒園を迎える子どもたちにとっては
大切な最後の1カ月。
我が家の幼稚園児を見ていると、
卒園式に向けて、お別れの歌を練習し、
先生やお友達にヘタクソな字ながらお手紙を書き…。
そうした階段を、一歩一歩のぼることで
小さいなりに“お別れ”に向けた、心の準備をしているように見えました。
それが、まるでシャッターでも閉まるかのように、突然の終了。
一斉休校は、とかく「親の負担」に目が行きますが、
気持ちの整理がつかないまま次のステージに放り込まれる子どもたちは、
4月からの船出を凛とした気持ちで迎えられるのだろうか。
心を置いてきたまま、理解が追い付かないまま、
スタートラインに立たされてしまわないか、心配になります。
ちなみに…、
新型コロナウイルス対策として
局内の「ハンドドライヤー」が使用禁止に。
あおりで、ハンカチを持ち歩くようになりました。
しかし、家の者からしてみたら、
ある日突然、旦那がハンカチを使いだす。
「浮気を疑われる」という、まさかの副作用です。
祈・平穏