芥川賞作家・柳美里さんは、震災後に福島で暮らす人々の話を聞くため南相馬市に通うようになり、災害FM局の依頼で始めたラジオ番組で延べ600人の声を聞いてきました。その番組での出会いをきっかけに、鎌倉で暮らしていた柳さんは家族とともに南相馬市に移住。執筆活動や番組収録の傍ら高校の特別講師を務めるなど「福島の人」になりました。
2017年、人が戻り始めた南相馬市小高区に引っ越しし、翌年書店「フルハウス」を開店。そして倉庫を改装した劇場を作り、昨年3月にはカフェも始めます。思いが形になり始めた矢先に新型コロナウイルス…。劇場もカフェも休業を余儀なくされました。

人と人、人と地域の繋がりで進む震災からの復興とは異なり、繋がりが絶たれるコロナ禍…。先の見えないなか、前に進もうとする柳さんの「ゼロからイチ」とは?

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